教員やめて素人から和裁士に転職しようとして失敗した話【マジ無謀だった】

うつ病だった時のこと

こんにちはめいです。

うつ病で教員をやめてから、一度は再就職しようと考えました。

その時私が次の職業として選んだのが和裁士です。着物を縫う人のことですね。着物は今でも高いものは手縫いなのです。

結果的に失敗でした。

今日はその話をします。うつ病で退職したのが2017年の10月でした。その後12月くらいに面接、翌年の3月に住み込みをスタートしました。

教員やめて素人から和裁士に転職しようとして失敗した話

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転職先として、和裁士を選んだ理由

和裁士を選んだのは以下の理由からです。

・習い事をしていた

・資格をとれば在宅ワーク可能

・もくもく系の仕事

・求人が見つかった

習い事をしていた

私は1年くらい、和裁教室で和裁を習っていました。習っている時は楽しいと思いましたし、和裁が好きでした。これを仕事にできたらいいなと思いました。

資格をとれば在宅ワーク可能

和裁士は国家資格があります。2級に合格すれば在宅での勤務が可能になります。2級に合格するまでに4年~5年かかると言われています。

将来は家で働きたいと思っていたので、5年くらい我慢できるだろうと思っていました。

もくもく系の仕事

和裁士は基本的に一人でもくもくとやる仕事です。教員は多くの人と関わる仕事だったので、転職するならもくもく系の仕事がいいと思っていました。

ちなみに和裁をやってみて、もくもく系の仕事はあまり向かないことがわかりました。もくもく系よりは人と関わる仕事の方が向いていると今は思っています。

求人が見つかった

普通は専門学校を出てから和裁所に入所していきます。私は1年くらい和裁を習っていましたが、習い事の範囲から出るものではなく、ほとんど素人の状態での入所でした。素人の面倒をみてくれるところはあまりないのですが、調べていくと1か所見つかったのです。

面接

12月、早速その和裁所に連絡をして、面接ということになりました。

面接の結果、とりあえず週3日3時間くらい通って運針ができるようになるか見てから今後のことは決めましょうと言われました。

和裁士は実際に商品を縫えるようにならないと報酬は発生しません。商品を縫えるようになるまでに「運針」といって、きれいに縫う練習をします。これは1か月ほどでマスターできる人もいれば3か月かかってもちょっと微妙な人がいるという最初の関門です。

通い期間スタート

年明けから週に3日くらいの通いがスタートしました。この時はパチンコ店員とスナックバイトもしていたので結構忙しかったですね。運針は5種類くらいありました。

結果的にはこの通い期間はわりとうまくいって、3月の頭くらいには4月から住み込みで働いてもいいと言われました

住み込み生活スタート

ということで2018年4月から住み込みスタート。時間は8時から17時です。大きな建物で、1階が作業場、2階が寮でした。

誤算①朝早すぎ

住み込みをしている人が作業場の鍵の管理をすることになっていました。住み込みは私しかいなかったので私が管理していました。

住み込みは朝6時までに玄関の掃除と作業場の鍵開けをすることになっていたので、5時40分くらいには起きないといけなかったです。これが私にはつらかったですね。もともと朝がダメなので、一度起きて6時までにいろいろ済ませて、また7時くらいまで寝るという感じでした。

7時前に出勤してくる先輩とかもいて、朝早い業界みたいです。

誤算②思ったより給料が伸びない

思ったより給料も伸びなかったです。出来高なので、やった分だけ給料になります。私の最初の月は2万円くらいでした。半年後には10万円くらいになるだろうと思っていましたが、なりませんでしたね。6万円くらいでした。きっと向いてなかったんでしょう。

寮といっても寮費もかかり、自炊しなければいけないのでお金がかかります。貯金を崩していましたが、貯金がどんどん減っていくのは辛いですよね。

かなり重労働でした

一日中あぐらで作業をするのですが、これがなかなかつらかったですね。最初のうちは終わったあと足を引きずって寮に帰っていました。集中力が必要な仕事なので、かなり重労働でした。寮に帰ってもしばらくは何もできず。ライティングもしていましたが、ほとんどお金になりませんでした。

一番きつかったこと

一番きつかったのが、

「一度で覚えなさい」

「ノートをとるのは時間外にやりなさい」

と言われたことです。

縫い方の工程は本当に多いので、メモを取らずに1度で覚えるなんて無理なんですね。教員だった時に学習心理学なども学んでいるのですが、それに照らして考えても無理ですね。専門学校とかを出た人なら一度で覚えられるのかもしれません。

基本的に先輩から教えてもらうのですが、先輩も自分の仕事をしながら教えてくれるのであんまり時間をとるのも申し訳なかったです。

聞かないとわからない、でも聞くの申し訳ないし、1度で覚えろと怒られるという状況で、結構つらかったですね。

1日の収入

その日縫ったものが収入になります。完全出来高制でした。6か月くらいやって1日2000円~3000円くらいでしたね。8時間の勤務でこれです(笑)なので月の収入が5万円とかでした。貯金を崩しながら生活していた感じです。

今考えるとかなりブラックですが、正社員ではなく見習いというよくわからない身分だったのでうやむやになっていました。

うつが戻ってきた感じ

住み込みを始めて4か月くらいでうつが戻ってきた感じがしました。具体的な症状は以下の通り。

パニック感

気分の落ち込み

頭痛

吐き気

不眠

このうちパニック感が一番辛かったですね。仕事中とかでも普通になります。パニックっぽくなると先輩の指示が全く入ってこなくなるんですよね。先輩がいろいろ指示してくれるのですが、こちらは次にどう動いたらいいかわからず、フリーズしていました。

うつの気分の落ち込みは独特の感覚があります。教員を辞めてから半年くらいはこの独特の気分の落ち込みはありませんでした。でもこの独特の落ち込み感が戻ってきた感じがしたので、辞めようと思いました。

6か月くらいで気力と貯金が尽きました。

和裁はかなり集中力を使うので、不眠やパニックなどで集中ができない状態になるときついです。それに思ったより収入も伸びなかったので、貯金も尽きました。それでやめさせてもらうことになりました。

素人が飛び込めるところじゃない

結論としては「素人が飛び込めるところじゃない」です。

和裁は趣味にした方がいいと和裁所に入る際に言われたことがあります。確かにそうだなと思いました。専門学校などを出て和裁所に入るなら基礎ができているので収入が伸びるのも早いかもしれません。

でも習い事としてやっていたというレベルからいきなり入るのはちょっと無理でしたね。

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