うつ病は復帰を焦ると失敗する。でもそれは失敗ではないと思う話。【体験談】

うつ病だった時のこと

こんにちはめいです。3年前くらいにうつ病になってから、いろんな失敗をしてここまで来ました。失敗せず回復する人なんていないと思います。

うつ病は復帰を焦ると失敗する。でもそれは失敗ではないと思う話。【体験談】

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私が復帰しようとしてもうまくいかなかった話

私は教員時代うつ病になり、病休をとりました。10月から病休に入り、来年度4月からの復帰を目指しました。そうすると1月くらいから復帰訓練があります。復帰訓練は4月の完全復帰に向けて、少しづつ慣らしていく期間です。

復帰訓練は1か月程度でした。

1週目・・・学校に行くのに慣れる

2週目・・・授業を見学する

3・4週目・・・通常業務

こんな感じです。

私は3週目でまた体調が悪くなり、復帰訓練を続けられませんでした

それまでは普通の生活ができるくらいまで回復していたので、この復帰訓練での失敗はかなりダメージでした。

それまでは続ける前提で病休していましたが、私はこの時に退職しようと決めました。

焦るのがうつ病

今考えると、しっかり休んでいたのが3か月くらいで復帰しようとしたのが間違いだったかなと思います。日常生活が送れるようになっていたので、仕事もできると思ったんですね。

日常生活を送れるようになっても、仕事に復帰するのはかなりハードルが高いです。私の復帰訓練の失敗も、このハードルを甘く見たのが原因だったと思います。

病気になる以前は、日常生活の中に仕事があり、両者が一体となっている感じでした。でもうつ病になって、日常生活は送れるけど仕事に行くのは無理ということになって、仕事復帰の大変さを感じました。

失敗を繰り返した話

結局教員をやめたのは9月なので、10月からだいたい1年病休していたことになります。

それからしばらくは週3日くらい働いて生きていました。一人暮らしなのでそんなにお金もかからなかったです。

この時点で私は「教員以外なら働ける」と思っていました。今考えるとこの考えも甘かったですね。

でも毎日通勤するのは大変なので、できれば在宅でできる仕事につきたいと考えていました。そこで目をつけたのが着物の縫製です。

着物の縫製は資格さえとってしまえば家でもできる仕事です。資格を取るまでにだいたい5年くらいかかるということですが、私は「教員も5年くらいは我慢できたし、大丈夫だろう」と思ってある縫製所に弟子入りしました。

縫製所の2階は寮になっており、そこに住まわせてもらっていました。

朝6時までに玄関の掃除をして、朝8時から始業です。朝型じゃない私にとってはかなりつらかったです。でもとりあえず頑張っていました。

その縫製所は、いわゆる超体育会系な感じでした。

「手順は一回で覚える」

「就業時間中はメモを取らない」

メモを取らずに一回で覚えるのは私には無理でした。

とてもついていけず、またお金も尽きてしまったので半年で辞めました。

焦っている自覚はない

「焦らなくていいよ」

教員に復帰しようとしたときにかなりいろんな人に言われました。

しかし当事者としたら焦っている自覚はないです。私としては、病気がよくなったように感じたので、元の生活に戻そうとしたという意識です。

「病気がよくなったように感じた」というのが、認識の甘さなのだと思います。

うつ病になったばっかりの時は、最近まで働いていたんだから、そんなに病状は悪くないはずと思っていました。

「以前のようには働けない」ということがまだ完全に呑み込めていなかったのだと思います。

失敗から学んだこと

復職の失敗

縫製所での失敗

この二つの失敗で思ったこと

「週5で定時で働くのは無理っぽい」

多分うつ病になった時点で週5日定時で働くのは無理だったのでしょうが、ここでようやく腑に落ちた感じです。

こうして私は週5日定時で働くことを諦めました。そんなに働けないということを失敗から学んだんですね。

これはかなり大きな転換で、考え方が変わりました。

それまでは「週5日定時で働くこと」を目標にしていましたが、今は「自分のスペックに会った働き方で働く」ということを目標にすることにしました。

 

「人間は車みたいなものだから、それぞれのスペックに合った運転の仕方をしていくしかない」という話を聞いたことがあります。すごく言い得て妙というか、腑に落ちる話でした。

私は私のスペックに合った運転の仕方をこれからも模索していきたいと思います。それにはやはりチャレンジと失敗が不可欠なのだろうと思います。

失敗から学べればそれは失敗じゃないと思います。

なるべく失敗をしないために

とは言っても、なるべく失敗したくないですよね。失敗の回数をなるべく減らすために大切だと思うのが以下のことです。

失敗から学ぶ

失敗を最小限に抑えるためには、少ない数の失敗から多くのことを学ぶことが重要です。「少ない数の失敗」とするのは、1つの失敗からだとあまり多くのことを学べないからです。

私の例で説明すると、

失敗①復帰訓練失敗

失敗②縫製所に勤めるの失敗

2つの失敗を経験しています。

復帰訓練が失敗した時点では

「教員じゃなければ週5日定時で働ける」と思っていました。失敗が1つだと、その原因を見極めるのが非常に困難です。

縫製所に勤めるのに失敗して初めて「教員じゃない仕事でもダメなんだ」ということがわかりました。

この二つの失敗をしたことで初めて「週5定時は無理」とわかったんです。

信頼できる人の言うことを聞く

失敗したくないなら人の言うことを聞いた方がいいです。誰の言うことも聞くというわけではなく、信頼できる人です。

例えば心療内科の先生

例えば職場で信頼できる人

カウンセラー

こういった人たちです。

私は復帰訓練が失敗して病休が延長になりました。私の中で退職の意思は固まっていたので、早く退職したいと思いましたが、心療内科の先生からも校長先生からも「今辞めても多分次働けないと思うから、辞めるにしてももう少し病休してた方がいい」と言われました。

当時は「もう辞めるのに、病休しながら給料をもらっているのが申し訳ない。早く辞めたい」と思っていました。

でも、今思うとその通りだったと思います。

失敗しないで回復する人なんてきっといない

うつ病になると日常のなかで「できる範囲」が大幅に狭くなります。今までできていたことができなくなる。そんな中で、できる範囲をもう一度図りなおす必要があります。そのために避けて通れないのがチャレンジと失敗です。

うつ病になって焦らない人はいないし、失敗しない人もいないと思います。失敗を何度か繰り返す中で自分の「できる範囲」がわかって、その中で工夫して生活できるようになるんだと思います。

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