うつ病の人と接するときに心がけることはたった二つ!接し方とNGワードを解説

うつ病だった時のこと

こんにちはめいです。

「うつ病の人との接し方」

なかなか難しいと思います。私は3年前くらいにうつ病で教員を退職していますが、まわりの「どうしていいかわからない」という空気をひしひしと感じました。

こんな疑問に答えます。

 

うつ病の人とどう接したらいいんだろう?

うつ病の人と接するときに心がけることって?

うつ病の人と接するコツは?

この記事ではうつ病のことをガンに例えて説明していきますが、私はガンの大変さはわからないです。ガンの人からしたら「うつ病と一緒にしないでほしい」と思うかもしれません。でも病気の辛さはなった本人にしかわからないですよね。同情も共感もできないのかもしれません。でも「相手の辛さはわからない」という前提に立って初めて、相手のことを理解するスタートラインに立てるのかなと思います。

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うつ病の人と接するときに心がけることは二つだけ!「頑張れ」よりイヤな言葉はこれです。

うつ病の人と接するときに認識しておいてほしいのは以下の二つだけです。

・うつ病は病気

・以前のようには行動できない

私もいろいろなことを言われてきましたが、突き詰めて考えるとそれらの発言にはこの2つの認識がないなと思います。解説していきます。

うつ病は病気

うつ病は病気なんです。脳内のホルモンが正常に分泌されなくなっているれっきとした病気なんですね。これ大体の人に欠けている認識です。逆に言うと「うつ病は病気」と認識することで、ほとんどのNGワードは自然と出てこなくなるのではないかと思います。具体的なNGワードを例にとって説明したいと思います。

NGワード「私だってそういう時ぐらいあるよ!」

会話例

相手「うつで何が大変なの?」

私「う~ん、気分の落ち込みが激しいんだよね」

相手「私だってそういうことあるよ!だから大丈夫だよ!」

本当によく言われる言葉ですが、これを言う人とはもう話したくないと思ってしまいます。「頑張れ」と言われるよりこっちの方が嫌です。うつ病の人からすると「あなたの気分の落ち込みと私の気分の落ち込みは性質が違うので一緒にしないでください」と言いたいです。言わないですけどね。

 

病名をちょっと変えて、ガンで例えてみるとわかりやすいかもしれません。ガンになると全身がだるくて仕方ないと聞いています。「全身だるくて大変なんだよ~」というガン患者に対して

「私も二日酔いとかでそういう時あるよ!だから大したことないよ!」

こんなこと言う人相当無神経ですよね。ほとんどの人は

「そうなんだ・・・大変だね」

というのではないでしょうか。

これは普通の人の二日酔いのだるさとガン患者のだるさを別だと考えているから「大変だね」と言えるのです。これと同じで、普通の人の落ち込みとうつ病者の落ち込みは分けて考えてほしいです。

NGワード「気分転換でもしたら?治るんじゃない?」

これもよく言われる言葉なんですが・・・気分転換でガンが治らないのと同じで気分転換してもうつ病は治らないんです。この発言もやっぱりうつ病を病気と認識していないから出てくる言葉ですね。

うつ病になる以前のようにはできない

うつ病の人はできることの限界がかなり下がっています。私は治りかけの時は日常生活を送るので精一杯でした。掃除とかは相当気合を入れて頑張らないとできないのです。なので以前のようには仕事も私生活もできません

掃除ができないってどういうこと?と思う人のために解説しておきます。

掃除は手順がありますよね。

物が散らかっていたら片付ける

どこに片付けるか考える

いらないものは捨てる

捨てる時に分別する

掃除機をコンセントにつなぐ

掃除機をかける

掃除機が詰まったら解体して詰まっているものを取る

カーペットにコロコロをかける

物をもとの場所に戻す

これを考えただけでも「最後までできるかな」と不安になります。

基本的に判断能力が弱っているので、何を捨てていいか、燃えるのか燃えないのかなど判断が必要な場面で固まります。

分別がわからない私の思考を文字にすると

これ燃えるゴミでいいのかな・・・間違ってたら回収してくれないのかなあ・・・回収してくれなかったらもう一回分別するのかなあ・・・外から見てわからないように紙袋に入れて捨てちゃおうかな・・・でもそれでいいのかなあ・・・できれはちゃんと分別した方がいいんだよなあ・・・でもわかんないし・・・どうしよう・・・こんなんで最後まで掃除できるのかなあ・・・どうしよう・・・どうしよう・・・

こんな感じで超スローペースでやっていくので気力と時間を使います

うつ病の症状は個人差が激しいので一概に何が大変とは言えません。でもうつ病の人はその大変さを克服しようと日々頑張っているのです。それでも以前のようにはできないというのをわかってもらえると接し方もかわってくるかなと思います。

これもNGワードを紹介しながら解説します。

NGワード「頑張れ!」

うつ病の人に対するNGワードの代表格「頑張れ」。言っている側からすれば「前は普通にできていたんだから今も頑張ればできるだろう」という感じなのだと思いますが、うつ病者からすると「頑張っても今はできないんだもん!」となります。

繰り返しになりますが以前のようにはできないのです。掃除に限らず料理にしても買い物にしても以前のようにはできません。周りの人から見たら頑張っていないように見えるかもしれないのですが、頑張っていないわけではないのです。

NGワード「○○くらいできるでしょ」

「買い物くらいできるでしょ!」とか言われたりしますが、私は買い物できないです。自分が好きなものを買うならできるのですが、例えばお使いを頼まれたりしたら大変です。

お使いの内容が

・醤油

・なっとう

・ビール

だったとします。

まず買い物に行くには服を着替えなきゃいけないし、化粧もしなきゃいけないので辛いです。

歩いて10分くらいのスーパーに行ったとして、まず醤油の種類が多すぎて途方にくれます。安さを優先すればいいのか、サイズを優先すればいいのか、今家で使っているものを買っていけばいいのかわからなくて茫然としてしまいます。判断力が落ちているので判断できないんです。

「もうわかんないよー」

思考停止です。

納豆もビールも同じで、何を買っていいかわからなくて途方にくれます。適当に選ぶということができないんですね。それで一生懸命選んでくたくたになって家に帰ります。その時に「醤油これじゃないやつがよかったんだけど」とか言われたら悲しいですね。

うつ病は「脳のガン」

「うつは心の風邪」と言いますが、私はこの言葉に賛成できません。風邪だと3日くらいで治りますよね。うつは3日では治らないですよ。

あと、「心の」というのも誤解の元だと思います。繰り返しになってしまいますがうつ病は脳内のホルモンが正常に働かなくなる「身体的な病気」です。

うつ病は「脳のガン」だと思って接したらいいと思います。相手がガン患者だったらこんなこと言うかな?と考えてみてください。

「私だってそういう時ぐらいあるよ!」

「気分転換でもしたら?治るんじゃない?」

「頑張れ」

「掃除くらいできるでしょ」

多分ガン患者には言わないですよね。ガン患者に言わないことはうつ病の人にも言わない方がいいです

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